文化・芸術

2012年10月 5日 (金)

【あすからヴェネツィア展】食も芸術も楽しみたい!


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 イカやエビなど瀬戸内の幸がコラボ!ガビアーノやラセッテはじめ市内イタリアンの名シェフが腕を振るったベネチア料理がずらり並びます。

 けさの中国新聞タブロイドCueは、6日から県立美術館で始まる「世界遺産ヴェネツィア展」の特集。期間中だけの特別プランは、ニョッキなど素朴で繊細な一品にも引かれます。

 ワインもイタリアでは少ない白のソアベなどいろいろ。さすが、楽しむことをよく知っている国です。

干潟に杭をたくさん打ってできた、唯一無二の水上の都。ベネチアングラスや絵画など、緻密で鮮やかな美術品に目を奪われること間違いナシです。

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2011年10月24日 (月)

【心からのJOY】麻衣子ちゃんピアノも嶋津さんイラストも

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 「諦めなければ、昨年より今日、今日より明日の方が少し良くなる」

 ウィーン留学中に不慮の事故にあい、リハビリを続けながら演奏活動を続けているピアニストの平岡麻衣子さん。それから10年。「命、再びのリサイタル」が23日、マツダスタジアム近くの音楽茶房ムシカでありました。

 月の光や忘れな草、星に願いをなどこれまで触れてきた思い出の曲を披露。ピアノからというより、麻衣子ちゃんの心から響いてくる調べにみな、酔いしれました。

 周囲はこれまでの歩みを思い起こしてか、涙涙。そして当の麻衣子ちゃんはピアノが弾ける喜びをかみしめているかのように、笑顔がたくさんこぼれていました。

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 「両手とか片手とか、実は関係ないのです」


 そう語るのは、左手演奏の楽譜などのアーカイブ作りを進めるピアニストの智内威雄さん。麻衣子ちゃんの記事が中国新聞に出た翌日の「この人」で紹介されました。この続きは、「心なんです」でしょうか。

 病気や事故、怪我だけでなく、戦争で手を失う人も多いといいます。アーカイブは日本語版もスタート。広がりに大きく期待せずにはいられません。 < ここから >

 

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 一方こちらは、広島ADC会員でもあるイラストレーター・嶋津まみさんの「イラストレーション展 joy」。フレンチテイストあふれるカラーリングのスラッとした女性に見覚えがある方も多いでしょう。

 今回は、いろんな生活の中での「JOY」を描いています。中でも赤や白のワインボトル6種が並ぶシリーズは楽しさいっぱい。「カシスの香り」…。カベルネソーヴィニヨンなどブドウの種類によって異なるテイスティングをあわせて表現しており、ワイン好きにはたまらない?一作です。広島市のオリエンタルホテル1Fのオリエンタルギャラリーであす25日まで。

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 音色も、表現も。心からのJOYがあふれています。これほど気持ちがいいことって、ないですよね。

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2011年10月18日 (火)

【オノ・ヨーコ希望の路】あすへ イマジンを

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【写真】作家:オノ・ヨーコ CC:BY-NC-ND2.1 日本

  「みなが仲良く暮らせますように」―。美術館のエントランスに飾られた「うイッシュ・ツリー・フォー・ヒロシマ」には訪れた人たちの希望のメッセージが紡がれています。広島市現代美術館であすまで開かれている「オノ・ヨーコ展 希望の路 THE ROAD OF HOPE」。


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【写真】作家:オノ・ヨーコ CC:BY-NC-ND2.1 日本

 「二度も(原子力の悲劇が)起きたのは日本だけ。悔しい。平和へ一人一人が行動を」。ヒロシマ賞受賞記念でこう話していたオノさん。被爆や被災などの悲しみに向き合い、その上で生きる希望を心に灯してくれる示唆に富む作品が印象的でした。

 空間にポツンポツンと置かれた「とびら」にまず身が引き締まります。そして被爆時に影が石段に残った「人影の石」をモチーフにした体験型展示「見えない人たち」には息を呑みました。過去と現代をつなぎ、あの日を私たちに問いかけているかのよう。私1人ということもありましたが、最後の空間「カバー」では思わず手を合わせ、黙祷してしまいました。


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 こちらは現地で気づいたのですが、隣で開催されていた「つくる、ゆく、ヒロシマに想う」展がこちらも良かったんです。岡本太郎の明日の神話一号原画のほか、ムーアやへリング、横尾忠則、イサムノグチらヒロシマを表現した作品を一覧できます。地元美術館の連携企画で、こちらは6日まで開かれています。

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2010年12月13日 (月)

【吉村芳生展@山口県立美】圧巻!新聞ドローイング(+湯田温泉)

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 新聞は読むものではない、描くものだ-。

 故郷・山口の花や365日描き続けた自画像、そして新聞ドローイングなど鉛筆による緻密な描写で知られる防府市出身の吉村芳生さんの展覧会がきのうまで山口県立美術館で開かれていました。友人からの勧めのほか、支社の先輩からチケットを送っていただいたこともあり、思い立って寄ってみました。

 「しつこく描き続ける代表作」といわれた新聞ドローイングにはただただ、ビックリ。記事や写真はもちろん、天気予報や広告まで見事に模写。色も鮮やかに再現しています。中国新聞の山口版やジャパタイもありました。

 「過去を知ることで未来に生かす」。この作業こそ、時代と吉村さん自身を結びつける最大のつながりなのかもしれません。現在は徳地町に創作の根を下ろした吉村さん。「パズルが出来上がる面白さがある」という作品におじいさんも親子連れもみなニコニコ。実に楽しい展示の最終日は盛況でした。

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 新幹線の新山口から県都・山口までは気動車が走るローカル路線です。駅ものんびりしたたたずまい。

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 美術館までの通りで見つけた和菓子屋さん「兄弟堂」。きょうだい、じゃなくて、ていけいと読ませるんだそうで。おばちゃんと目が合って、思わず入ってしまいました。山口は外郎なんですね。今回はあえてそれは外し、添加物なしという素朴なお饅頭をお土産にしました。

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 ここまで来れば、寄らぬわけにはいきませんね、湯田温泉。ホテルや旅館など約10個所で立ち寄り入浴ができます。

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 今回はここ唯一の共同湯「亀乃湯」さんを利用してみました。内湯のほかサウナと水風呂があります。料金は390円。タオルやせっけんは自分で用意するところが銭湯っぽくていい感じです。

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 湯田温泉はPh9のアルカリ性単純温泉。7つの源泉をミックスして各施設に配湯しています。亀乃湯さんでは湯船で41.5度になるように透明なお湯が注がれおり、半循環スタイルで塩素殺菌しているとの表示がありました。溶存物質は1キログラム当たり600ミリグラム未満なので、体にやさしく入りやすい美肌の湯といえます。循環ゆえお湯が臭いも少し硬く感じましたが、さっぱり感は残っているようでした。

 最近、足湯ができるところがグッと増えたそうです。観光案内所では飲泉も可能で、湯を発見したと言われている白狐が描かれたおちょこが売られています。


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2010年12月12日 (日)

【ほっこり展覧会】嶋津まみさんやネパールウエア

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 年末年始へ向け、いきなり忙しい日々となったまさに師走。ちょっと休憩にとイラストなどの展覧会に出かけてきました。まずはエスプリが利いたイラストが人気の嶋津まみさん。日本橋三越のフリーペーパーやとらばーゆ、NHKフランス語テキストの挿絵などを手がけ、18年間東京で活動。2008年に故郷・広島に拠を移して創作活動を続けています。

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 今回は活動20年の記念展。場所がユニークなんです。コーヒービーンズショップ「グリーンコーヒー」の三川町店です。本店は段原にあるのですが、ここ三川町店を探すのに苦労された方もいらっしゃるでしょう、きっと。こぢんまりしていますが、なぜか落ち着くスペースです。

 展示は24日まで。12点の柔らかいタッチの作品がちょこんと飾られています。ポルトボヌール=ラッキーチャームをモチーフにしたシリーズやPlague Hairバースデーカードなどのほか、ネコやスパークリングワインをモチーフにした作品も。さりげなく溶け込んでいます。コーヒーの香りに包まれ、着物でパリに遊びに来たような感じ、でしょうか。 24日までで、きょう日と月はお店がお休みです。

 豆を買えば一杯(まるまる)試飲と称して飲むことができます。せっかくですので、ぜひ。

 ◇

 もうひとつ。ネパール在住の日本人デザイナーKAYAさんと広島のバイヤーKokochiさんがプロデュースしたコットン100%のウエア展にも顔を出しました。場所は中町のM'sGROWN(エムズ・グロウン)。もと雑貨屋さんだった地下のギャラリーです。カリモクの家具などを置いたインテリアとカフェの融合店「collect with Cafe」が1階にあるしゃれたビルです。

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 ネパールで手編みされたウエアはゆるやかで、帆布のように心地よい肌触りが特徴。バッグもあり、色合いも温かくほのぼのします。支援の目的もあり、みなフェアトレード品です。

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 会場では中国新聞の情報紙Cueグルメライター末永朋子さんのイラストコラム展も併催されていました。ドイツパンのベッカライアインやリチェッタ・ミヤガワなどお馴染みの美味しくてこだわりあるお店の紹介紙面が一覧できます。

 さらには手作りハンコ展もあって、みなギャラリーのしゃれた雰囲気に合っています。気持ちもほっこり。こちらはきょう日曜まで。

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2010年11月15日 (月)

【瀬戸内国際芸術祭・豊島】広大な海と一つに


 ギャラリーGさんのツアーで最後に訪れたのが、産業廃棄物問題で全国にしられた豊島(てしま)です。これまでの3つの島より大きく、島内はバスで巡ります。動画は宇野港からの眺めです。


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 お昼を過ぎたころ、裏の路地に秋祭りの神輿がちょうどやってきました。子どもたちの掛け声も高らか。

 ここ豊島は、海の眺めと一体化したアートが気持ちいいほど素晴らしかった印象があります。バスの車窓からも、作品からも。どこかにキラキラ光る海を感じていました。この日は豊島美術館オープンの日だったのですが、あえなく整理券が配布終了。これだけが残念でした。


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            あなたが愛するものは、あなたを泣かせもする(レーベルガー)


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            ハーモニカ(スー・ペドレー)


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            紫の胎動 ほか(横尾忠則)


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            豊島の気配(戸高千世子)


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            遠い記憶(塩田千春)


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            清水霊泉

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            島キッチン


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            豊島美術館=遠景(内藤礼)


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            カップルもアートに(??)


<点描シリーズおわり>

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2010年11月12日 (金)

【瀬戸内国際芸術祭・女木島】おおらかに風を感じ

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 女木島は、鬼ヶ島や瀬戸の花嫁の舞台としても知られています。海に面した作品も多く、風を感じながらゆったり島を巡りました。            

            動画:女木島を海から


           
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            福武ハウス2010

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            20世紀的回想(禿鷹墳上)

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            カモメの駐車場(木村崇人)


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            ファスナーの船(鈴木康広)

<次回は豊島を振り返ります>

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2010年11月10日 (水)

【瀬戸内国際芸術祭・男木島】ワンダーアート!

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 「島巡礼、アート遍路の旅へ。」

 瀬戸内海7つの島で開かれたアート体験イベントが4カ月の会期を終えました。予想をはるかに超える約94万人もの来場者を記録。島暮らしの魅力や現代文明が残した傷跡などをも胸に刻み込む、これまでにない芸術祭だったといえるでしょう。

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 美しい瀬戸内海に浮かぶ島々。見えるものはもちろん、アートを通して見えないものへの想像も楽しみ、そして刺激を肌で受けた、忘れられない芸術祭になりました。これだけ大きなイベントとなれば課題探しは簡単でしょう。それよりも、この芸術祭がもたらしてくれたもの。例えば大島もそう。その大きさに目をしっかり向けておきたいと思います。

 (参)四国新聞社の特集サイト

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 大島を訪れた後は、高松から女木島を経由し、男木島へ向かいました。ワクワクしっぱなしだった、まさにワンダーランド。写真点描で振り返ります。

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            男木島の魂(ジャウメ・プレンサ)

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            オンバ・ファクトリー

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            路地壁画プロジェクト(眞壁陸二)

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            雨の路地(谷山恭子)

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            オルガン(谷口智子)

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            海と空と石垣の街(中西中井)

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            想い出玉(川島猛とドリームフレンズ)

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            カラクリン(井村隆)

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            男木島伝説(北山善夫)

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            豊玉姫神社から

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            ハラペコ猫(??)

<次回は女木島を振り返ります。大島はこちらを

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2010年9月27日 (月)

【瀬戸内国際芸術祭・大島】「人間らしさ」を問う

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 瀬戸内国際芸術祭の大島を取り上げたNNNドキュメントが放送されました。島に足を踏み入れ、身につまされたつい一週間前を思い起こしました。

  「なんで生きてるんやろ。毎日考えとった」。誤った差別と偏見に基づく隔離政策が見直された今も、ハンセン病から復帰した100人もの人たちがこの島で暮らしています。

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 ハンセン病が奪ったのは、家族や未来、そして生きる希望だけではありません。結婚も出産も許されぬ一代限りの人生を今、誰が自分の身に置き換えて考えられるでしょう。

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 島にある納骨堂や遺児の慰霊碑を訪れました。骨になってもなお故郷に帰れぬ人々が今でも島に眠っています。

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 入居施設の前に、海辺に投げ捨てられていたという置かれた解剖台がぽつんと。差別や偏見、そして人を人として扱わない愚挙の象徴といえます。体が芯から震えたアート体験は初めてでした。

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 過去の話ではありません。孤独ゆえの自死が今年、あったことが番組で明らかにされます。この島で突きつけられるのは、今も続く、私たち同じ人間が行った差別と偏見の形なのでしょう。

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  「病気で形を変えた手を今、ほほえんで握ってくれる人がいる」。

 陶芸を通し、人間らしく、そして人間としてつながる。若者が参加する「やさしい美術プロジェクト」。主催の高橋さんはもう島に来て3年以上と言います。

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 ここには、入所者とボランティアの学生がともに島の土で作った陶器でコーヒーなどが飲めるカフェがあります。アートを介し、この島に、そしてこの島から広がるものをしっかりかみしめたいと思います。

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2010年5月26日 (水)

【アートな一日】佐藤さん・IC4・立花さん

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 広島の制作会社「IC4(アイシーフォー、カミガキヒロフミ代表)の個展「ライン・デンシティ」が昨日から始まりました(けさの中国新聞地方経済面)。

Ic4 アートで洒落た幟町のギャラリーGに緻密で遊び心満載のイラスト作品など100点がずらり。NYタイムスマガジンの表紙やナショナルトレインデーで採用されたイラストのほか、新幹線のぞみやスイーツ店などの広告デザインも。詳細で厚いタッチなのだけれど、何かいきおいというか、情感が伝わってきます。会場全体がノンストップで面白い!
 ギャラリー前のケータリングには広島のクリエーターがいっぱい集まって、クリエーティブパーティーのよう!楽しくてさらに楽しい展示会です。日曜まで。

De102 こちらは、文字や紙、本など活字にこだわるアーティスト立花文穂さんの個展。土橋の家具店アンカレットで開かれています。日曜まで。

  出身の広島で展覧会は初のよう。ポスターやオブジェが棚やいすなどのアンティーク家具に飾られ、アートな雰囲気に。だんだん引き込まれていくのだから不思議です。
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De003 こちらは佐藤晃一さんの俳句とデザインをコラボした掛け軸などを展示している「俳グラ展」。タバコ、ビール、のり、雛、トンボ、山、橋、海や船などモチーフは様々。軽いタッチでちょっと笑って和める感じです。理解なんていらない面白さ。オリエンタルホテルで◆きょう◆までです!

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