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2014年5月

2014年5月29日 (木)

【原爆と温泉】癒やしの「霊湯」

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 温泉は多くの被爆者も癒やしてきました。その証に、温泉津で出合えました。

  霊泉 元湯温泉
  KONO ONSEN DE GENBAKUSHOO GA NAOTTA
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 1300年の歴史を持つ共同湯「元湯」の左奥、薬師堂すぐ横に「原爆症」の治癒に感謝し建てられたという石碑を見つけました。

 原爆への怒りでしょうか。鬼の形相にも見える面の下にはめ込まれた陶板にはこう書かれています。なぜ英字表記なのか。プレスコードは52年まででしたから、理由が知りたくなります。


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【写真】元湯の外観と内湯。析出物で床が染まるほどミネラルが豊かな「霊湯」。

 元湯の隣、山県屋さんHPには「戦後しばらくは原爆の患者さん方が広島から毎年団体で来られ」とありました。ケロイドなど被爆の後遺症で悩む人たちから「よくなった、楽になった」という声があったそうです。

 被爆者の療養や保養を目的とした温泉施設は、利用者の減少や施設の老朽化で相次ぎ閉鎖されています。島根県江津市の有福温泉「有福温泉荘」は2013年に、別府市「別府原爆センター」は2011年にその役目を終えました。

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 センター正面にあった、商店の内湯や泥湯で知られた「神丘温泉」には「特効 原爆症」の文字が大きくあったことを思い出します=写真。

 広島・長崎県以外では同様の施設はもうありませんが、広島市には一般開放された温泉施設「神田山荘」が営業しています。1973年オープンで、今では1800メートルの大深度地下源泉(含弱放射能-Na・Ca-塩化物泉。泉温41.9℃)を利用し、市原爆被爆者協議会が運営しています。

 中心部から北へ車で10分ほどの郊外の高台にあり、その利便性の高さやトレーニングルームがあることなどから被爆者以外の利用も多くあります。露天風呂からは広島のデルタの街がうっすらと見下ろせます。

 温泉は誰のものかー。

 今も昔も、心や体に「傷」を負ったたくさんの人たちをあたたかく癒やしてきたことは、間違いありません。

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2014年5月22日 (木)

【原爆死没者名簿の風通し】ふわりよみがえる 28万の魂 

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28万6818人―。
一人ひとりの命が風に吹かれて蘇るかのようです。

広島市の平和公園で、原爆慰霊碑に納められている原爆死没者名簿の「風通し」がありました。
名簿は105冊。うち1冊には「氏名不詳者多数」とだけ記されています。

そこにあるのは、まぎれもない血の通った命。笑い、泣き、喜び合った命。そして、誰かの親であり、きょうだいであり、妻であり、夫であり、子であった命です。

「おかえりなさい」。

心の中でそう毎年つぶやく、大切な一日です。

=中国新聞夕刊から

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2014年5月 5日 (月)

【七味温泉「山王荘」】思いがけぬエメラルド!

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 思いがけぬ綺麗なエメラルドに会えました。長野は七味温泉・渓山亭さんすぐ隣、山王荘さんの内湯に朝から歓声を上げてしまいました。 最近リニューアルされたのでしょう、木造の湯船が素敵な雰囲気を醸し出します。


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 先の露天は少し白濁した薄緑の絶景湯。「独泉」です。


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 肌触りツルリ。硫化水素が多く、鉄も含まれていない渓山亭とは違った源泉を楽しめます。


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 渓山亭の露天では、かわいいタヌキが朝のごあいさつ。恵みも出会いもイロイロです。


  <七味温泉「山王荘」>
   泉質:含硫黄—カルシウム・ナトリウムー硫酸塩・塩化物泉
   源泉 :新七味温泉(新七味温泉組合源泉)
   泉温:71.4度、PH6.81
   成分総計:1857.2mg/kg
   補足:硫化水素イオン 23.8mg/kg、遊離硫化水素 24.1mg/kg


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2014年5月 1日 (木)

【セナよ永遠に】貴公子のあたたかい眼差し

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  どんな時でも、ベストを尽くして生きなければいけない。

  その結果、うまくいく時もあれば、そうでない時もある。

  間違いを犯すこともあるだろう。

  でも、少なくとも、自分自身に対しては誠実に、

  そして、自らの描いた夢に向かって、精いっぱい生きていくことだ。

   ーアイルトン・セナ

 音速の貴公子の早世からきょう1日でもう20年。

 ぶつかり合うほど激しく、しかし、滑らかなほどの美しいラインを描くあの走り。そして、他を寄せ付けぬ、あまりにも気高い精神性。

 母国ブラジルの市民やホンダと培われた私たち日本人への、あのあたたかい眼差し。

 セナがF1を通して魅せてくれたもの。今また、噛み締めています。

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