2015年3月27日 (金)

【デザインのお祭り!】あす、HADC審査会

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 カープ開幕を迎えた広島。カラフルにアートフルに。デザインのお祭りも準備が進んでいます。

 第7回広島アートディレクターズクラブ(”H”ADC)公開審査会。あす28日(土)午前9時から中区のアステールプラザで始まります。審査は公開で見学も自由です。

 18時から座談会、20時から授賞パーティー(有料)と続きます。9部門、500近い作品が総覧できる午前中やグランプリなど決定の最終審査が見ものです。

 審査員は、第一線で活躍されている永井一史さん、平林奈緒美さん、えぐちりかさん、鎌田順也さん。そして、昨年グランプリの中村和人さんです。

 【スケジュール予定】
  9時   会場オープン、会員審査
 10時ごろ 開会式、9部門ごとに審査スタート(1~3次)
 15時ごろ 最終審査
 16時ごろ グランプリなど決定
 18時   座談会「地方ADC、デザイン業界での役割」
 20時   授賞式および記念パーティー
        @オリエンタルホテル広島(中区)
         4,000円(学割1,000円OFF)ー 場所: 広島アステールプラザ

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2015年3月10日 (火)

【東京銭湯ぶらり湯めぐり】この風情をいつまでも

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 まさに炭酸の抜けたコーラのよう。ヌルリ感ある黒湯をすくっては笑みがこぼれます。

 東京銭湯、ぶらり湯巡り。「お遍路巡礼スタンプ」のスタートは、港区麻布黒美水温泉・竹の湯さん。ポカポカさっぱり。(弱)アルカリ性の重曹モール泉は熱湯とぬる湯に加え、2センチほどの透明度しかない源泉水風呂がワクワクものです。

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 遊離成分に腐植質83㎎の表記もしっかり。湯船は小さめですが、地元の皆さんで大にぎわい。日本丸の立派な壁絵が下町銭湯の証でしょう。

 70年前のきょう。東京は悲しい日でもありました。 きらきらストリートから路地を入った、ここはまさに庶民の社交場。 そんなあたたかい風情がいつまでも残ってほしいと思います。

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2015年1月17日 (土)

【阪神・淡路大震災から20年】あたたかさを寅さん、ありがとう

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 「苦労したんだなあ、ねえ。ほんとにみなさん、ごくろうさまでした」

 阪神・淡路大震災からきょう、20年になります。映画「男はつらいよ」シリーズ最終となった第48作「寅次郎 紅の花」の公開も1995年でした。神戸でロケが行われ、病床の身を押して寅さんを演じた渥美清さんは翌年、亡くなっています。

 長田区の菅原市場でのラストシーン。寅さんが新年の挨拶とともに被災した人たちに掛けた言葉が、この「苦労したんだなあ…」でした。そしてこれが渥美さん演じる寅さん最後のセリフになりました。

 神戸大在学中に亡くなった、広島市出身の加藤貴光くんの手紙「親愛なる母上様」を何度か紹介してきました。「生きていればつらいことの方が多いもの。でもね、それはいつかきっと糧になるからね」。母りつこさんの励ましを思い出します。

 「男はつらいよ」は、そんな人たちにあたたかく寄り添い、明日への生きる支えを与えてくれる母のような映画だったんだなあと気づきました。

 命の重み、忘れない。生きる喜び、忘れない。神戸ではきょう、たくさんの命が灯火となって帰ってきています。

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2015年1月15日 (木)

【山田監督講演】「神戸ロケ 運命だった」

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 寅さんが柴又に帰ってきます。大慌てのおいちゃんやおばちゃん。嬉しそうな桜。そしていつもの大騒動…。

 スクリーンに映された「男はつらいよ」の名場面に観客は大笑い。往時の映画館にいるかのようです。ああ、これが寅さんの魅力なんだ、としみじみ。震災20年を迎える神戸「市民のつどい」で山田洋次監督の講演があり、10分ほどの総集編が流れました。

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 最終48作「紅の花」は被災直後の神戸でもロケが行われ、ラストシーンは長田区で撮影されました。「運命を感じた」と山田監督は話し、「あのとき必要だったのは笑いと元気でした」と誘致メンバーの方たちも振り返っていました。

 「人情味ある顔見知りの地域社会や町並み、そして家族の形が日本各地からどんどん消えている」。山田監督は長田区の人たちのあたたかいもてなしを思い起こしていました。

  「亡くなった方の分も毎日を大切に生きていこう」。西灘小の子どもたちの合唱「しあわせ運べるように」を会場のみなで歌い上げます。

 悲しみを分かち合い、心の支えを見つけられる街でありたい―。そんな想いをともにする時間になりました。そう、寅さんと一緒に。

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2015年1月 5日 (月)

【2015年】風の吹くまま 気の向くまま…

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今までどうしてたかって?
なあに 恋をしてたのよ

これからどうするかって?
そうさなあ 
風の吹くまま 気の向くまま
俺は旅人だからなあ


 ◆

寅さんのようにふらり湯らり。
お湯に街に自然に人に…。
たくさん「恋」をしましょう。

今年もみなさま、どうぞよろしくお願いします。

※背景は、男はつらいよ第30作「花も嵐も寅次郎」の舞台となった大分県湯平駅「寅さん思い出の待合所」です。

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2014年11月22日 (土)

【〝至福″の湯めぐり】中国地方 恵の湯ずらり 

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 湯町の風景に溶け込み、大地の恵みで湯ったりー。まさに「至福のひととき」に違いありません。

 21日発行の中国新聞週刊タブロイドCueは、「中国地方 至福の湯巡り」特集。島根は有福、温泉津、玉造、岡山は湯原、そして山口は湯田温泉を紹介しています。

 「美肌」をもたらしてくれる素敵な湯が沸く、外湯巡りやそぞろ歩きが楽しい温泉地です。


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 至福といえば、秘湯や絶景湯めぐりのブログが人気のYOOMIさんこと関西在住の温泉愛好家・金裕美さん。あったかい湯のコミュニケーションをコラムで綴ってくれました。来月13日にはYOOMIさんの講演が広島市であります(詳細 http://www.yaruki-ouen.net/category/detail?id=630)=残席わずか。

 特集では気軽な日帰り旅にもと、北広島町7つの施設が集まった「きたひろ冷泉郷」や島根県雲南地域のスタンプラリーも載せています。

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2014年11月13日 (木)

【尊い贈り物】レナードが教えてくれたこと

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「仕事、喜び、友情、家族…。何よりも大切なもの。そう、純粋な気持ち。私たちはそれを忘れてしまっているのではないでしょうか」。

AWAKENINGS(「レナードの朝」、1990年ペニー・マーシャル監督作)。嗜眠性脳炎で30年、半昏睡状態だったレナード・ロウ(ロバート・デ・ニーロ)が投薬治療で一時的に目覚めます。8月に亡くなった、ロビン・ウィリアムズさん演じるセイヤー医師が「生きる喜び」を教えてくれたレナードを思い起こして語るラストシーンです。

「人生は喜びだ。尊い贈り物だ」。


レナードは両手を広げ、生きることの素晴らしさをこう訴えます。

災害や震災、そして戦禍…。命は与えられ、そして時に奪われます。小さな幸せがなぜ、尊いのか。命がなぜ、かけがえのない貴いものなのか。あらためて考えています。

たくさんのバースデーメッセージ、ありがとうございました。

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2014年11月 9日 (日)

【ヒロシマ点描】紅く濡れて

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2014年10月26日 (日)

【6thHADC年鑑】シンプルに力強く 

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6th"H"ADC(広島アートディレクターズクラブ)年鑑完成を祝うパーティーがきのう、中区のオリエンタルホテルでありました。学生さんの姿も増え、エピソード披露やクイズなど、にぎわいました。

ベテラン中村和人さんがアートディレクションした年鑑は、とてもシンプルな構成で見やすく、盆栽グリーンがさわやか。硬派に「わしら広島じゃけんのぉ」とカッコつけた受賞者らがまた、いいデザインワークに仕上がっています。


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7回目を迎える来年の公開審査会は、3月28日(土)アステールプラザで開催されます。ゲスト審査員は、ベテラン永井一史さんを筆頭に、平林奈緒美さん、えぐちりかさんの女性2人に加え、札幌ADCでおなじみのJAGADA新人賞・鎌田順也さん。


イメージワークは、中山慎介さん。HADCの目的や理念をアーティスティックにアピールするパワーを秘めたデザインです。

今からワクワク、もうしています。

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2014年9月 1日 (月)

【広島土砂災害】一歩ずつ。

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 「元気にあいさつする」。

 広島市安佐北区の大林小の朝会で「避難している人たちにできることは何でしょうか」と校長先生が問いかけると、子どもたちからこんな声が返ってきたそうです(中国新聞夕刊から)。

 防災の日のきょう。5つの小学校で授業が再び始まり、運休していたJR可部線も緑井-可部間が復旧しました。空を見上げ、雨粒をみな気にしながら。

 週末は1日に3000人ものボランティアのみなさんが泥出しなどに集まったほか、チャリティーとして各地でイベントも開かれました。

 一歩ずつ。想いはずっと、つながっています。

 ※たくさんのご心配と励ましを広島へいただき、あらためて「ありがとうございます」。


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2014年8月29日 (金)

【広島土砂災害】想いがいっぱい 支援のタオル

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 「誰かのため」思い共鳴―。

 被災地で掃除などに使ってもらえたら、と福山の盈進中・高の生徒のみなさんがタオルやぞうきん1000枚を送ってくれました。

 東日本大震災の被災地支援に取り組む同校。「命の尊さ」の想いをともに交流を続ける、阪神大震災で長男・貴光くんを亡くした加藤りつこさん(広島市)がつなぎます=けさの中国新聞地方版から。

 熊本の温泉仲間からも同様のサポートの話をいただいています。「本当に、ありがとう」。こういうときのためにこの言葉はあるんだな、そう実感しています。


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2014年8月23日 (土)

【広島土砂災害】「一刻も早く」「必ず助ける」

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 一刻も早く―。
 
 真夏の日差しが戻った今日の広島市。安佐南、安佐北区の災害ボランティアセンターには、たくさんの皆さんが集まりました。

 「必ず助ける」。救助活動も続いています。


  ◆
 

 【一般ボランティア受付情報(広島市社福協)】
  http://shakyo-hiroshima.jp/

 【義援金受付(中国新聞社会事業団→日本赤十字社】
 http://www.chugoku-np.co.jp/jigyodan/
 

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2014年8月20日 (水)

【広島土砂災害】中心市街地は無事です。北部で土石流発生。

 広島市の海側、広島駅や紙屋町など中心都市部は曇り空のまま、移動なども平常に戻りつつあります。

 広島市は平地が少ないデルタ(三角)状の地形のため、郊外の安佐北区や安佐南区の山裾の住宅地(山本、八木、緑井、可部東)で土砂崩れの甚大な被害が出ています。救助活動や復旧作業が続いています。

 広島インター付近の北部付近や市内中心部へ向かう道路は混雑しているという情報です。芸備線(広島-三次)・可部線(緑井-可部)でストップが続くようです。

 平和公園近辺の中心市街地でも夜通し、雷と猛烈なバチバチ雨、そして断続的な停電が続きました。冠水も一部ありましたが、直接的な被害は幸いありませんでした。

 ご心配のご連絡をたくさんいただき、ありがとうございます。取り急ぎ、ご報告です。

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(写真は20日午前11時ごろ、元安川で)

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2014年8月19日 (火)

【山梨湯めぐり】包み込む不思議の湯―奈良田「白根館」など

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 ◆奈良田温泉「白根館」

 神秘的です、南アルプスの朝もや露天。
 
 体まるごとツルンとコーティング。昨夜は翡翠色、今朝は透明。白濁の日もあるという「七不思議」のアルカリ性塩化物の硫黄泉です。

 飲めば出汁のようにまろやかちょい苦。なるほど、朝食の温泉粥はまんまの美味。

 飲んで食べて入って。アンモニウムや硫酸、炭酸イオンも隠し味。お肌マルマル、確かです。

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 評判通り、いや、それ以上かも。鹿肉ほか山の幸もペロリ。秘湯らしさにうっとりです。


 
 ◆西山温泉「蓬莱(ほうらい)館」

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 タイムスリップ―。古来から名を馳せてきたという、味わいある寛ぎの湯に出会いました。

 男性も女性も。峡谷沿いの緑が視界に広がります。3つに区分けた木造りの湯船にとうとうと流れる40度弱のサラリ湯。ああ、みな湯ったりと。ちょっぴりながらオレンジ湯の華は往時の証。

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 奥に潜む明治期の木造建築、まさか現役とは。西山温泉、対なす雄は健在です。

 ◆西山温泉「慶雲館」

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 ふわり玉子の薫りがどこからもー。峡谷沿いの絶景にツルリ案外さっぱりのアルカリ湯。 湯浴みならぬ湯飲みもグビグビ。

ゆったり広々。秘境に居ることや「最古から続く宿」であることも忘れてしまいそう。これもきっと、価値なのでしょうね。

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2014年8月13日 (水)

【"いま"を伝える】ガイドに心を砕く いわき湯本・里見さん

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 「放射性物質の連想で広島や長崎の被爆と同列に論じられること自体、里見さんにはぴんとこない。むしろ『公害の水俣病や沖縄の基地問題の構図の方がダブる』と言う。」

 福島県いわき湯本温泉で旅館「古滝屋」を経営する里見喜生さん。三原から訪れたNPO一行の被災地スタディーガイドツアーの様子が、9日の中国新聞で紹介されました。

 「フラガール」でも知られるいわき市。2012年版「別府八湯温泉本」で取り上げられていたのを覚えている方も多いでしょう。私にとっては、震災前に奥会津巡りを一緒にさせてもらった、あったかい湯仲間の先輩です。

 記事はこう結んでいます。

 「復興の現場には、さまざまな思いが渦巻く。その背景も含め、伝えることに心を砕く。どんな経験も肥やしにしてみせる-。そんな覚悟の証しに見える。」

 広島も沖縄も水俣も、そして福島も。伝えたい、大切なことはきっと一つです。


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